米国ETFの買付手数料は、2022年3月31日以前は9商品に関して無料でした。2022年4月1日から、商品の入れ替えと追加により10商品の買付手数料が無料となります。
ゴールドや不動産、高配当、ハイテクといった最近流行りの米国ETFの商品も対象となったため、積み立て投資をする投資家には嬉しい変更ではないでしょうか。
買付手数料無料の10商品
2022年4月1日情報
ティッカー | 銘柄 | 経費率 | 追加 |
VT |
バンガード トータル ワールド ストックETF |
0.07% |
|
VTI |
バンガード トータルストックマーケットETF |
0.03% |
|
VOO |
バンガード S&P 500 ETF |
0.03% |
|
EPI |
ウィズダムツリー インド株収益ファンド |
0.84% |
|
GLDM |
SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト |
0.10% |
※追加 |
QQQ |
インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF |
0.20% |
※追加 |
SPYD |
SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF |
0.07% |
※追加 |
AGG |
iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF |
0.04% |
※追加 |
VGT |
バンガード 米国情報技術セクター ETF |
0.10% |
※追加 |
IYR |
iシェアーズ 米国不動産 ETF |
0.41% |
※追加 |
※ GLDM、QQQ、SPYD、AGG、VGT、IYRは、2022年4月1日から追加
買付手数料と売却手数料
注意点として、買付手数料は無料ですが、売却手数料が存在します。
・上限手数料:20米ドル(税込22米ドル)
売却時に手数料がかかりますので、米国ETFは投資信託と違いリアルタイムでの取引が可能ですが、少額での短期売買には向きません。
コツコツ積み立て投資を続け、最後に引き出す時に大きく売却することで、手数料の最小化は図れます。
何はともあれ、売却手数料に関しては、今まで通りかかりますが、買付手数料が無料になったことは大きく、積立投資がしやすくなりました。
高配当ETFのSPYD
高配当ETFとして、SPYDが選ばれたことには、少し驚きでした。コロナ禍で、2020年3月に大暴落がありましたが、底値からの復帰に一番時間のかかった高配当ETFです。
最近は堅調で、総資産も他の高配当ETFに引けをとっていません。
ティッカー | 総資産総額 |
SPYD | 6,489(百万米ドル) |
VYM | 5,520(百万米ドル) |
HDV | 8,978(百万米ドル) |
私も、SPYD を保有していますが、2020年3月の暴落後、高配当ETFの中で一番出遅れ、悲観したのを覚えています。暴落耐性の低さが見られましたが、配当の高さが魅力の商品です。