投資信託の購入を始めてみると、どのタイミングで注文が確定し、どのタイミングで約定されているのか、気になったことははいでしょうか。
そこで、基準価格の算出の方法をまずご説明し、その後、楽天証券とSBI証券での約定タイミングをご紹介します。
基準価格とは…
投資信託の取引単位は「口」で表現します。そして、投資信託の1口あたりの価格を【基準価格】と言います。基準価格の算出方法は、投資信託に組み入れている全資産の合計から運用コストを差し引いたその時点での全体の価値(純資産総額)を投資信託の総口数で割って出します。
基準価格は1日1回公表されます。ただし、基準価格が公表されるのは、取引申し込み締め切り後となっています。これは、基準価格を知って売買ができると、知らない人と不公平が生まれる理由から【ブラインド方式】が採用されています。
基準価格と約定のタイミング
投資信託の投資先は国内だけでなく、海外資産も含みます。海外資産の基準価格の決定や公表タイミングは国内資産とは時間が異なることがあるため注意が必要です。
基準価格は、運用会社等のホームページや新聞などで調べることができます。
楽天証券での約定タイミング
楽天証券での基準価格の決定、約定タイミングは、ホームページにきれいにまとまっていますのでそちらを参考にしてください。
SBI証券での約定タイミング
SBI証券のホームページで確認しましたが、文章のみの説明しか見つけることができませんでした。
ですので、実際に取引した内容をご紹介したいと思います。
(注意:私が実際に行った取引であり、SBI証券のサイトに書かれている内容ではありません。ゆえに、参考程度にご覧ください。)
少しわかりにくいかと思いますので、実際の取引内容を見ながらご説明します。
なお、実際の取引画面は、【SBI証券かんたん積立】アプリを使用しています。
まとめ
投資信託の購入は、分散投資ができるとても便利な商品です。ただし、株式等のようなリアルタイムで取引できる商品ではなく、前もって購入申し込みを行い、1日1回公表される基準価格で取引されます。
ですので、価格を確認して売り買いを申し込むといった取引には向いておらず、長期の定額積立に向いていると思います。
取引の性質上、申し込み後1~2日後に約定されるため、頻繁な売り買いには向いていません。つみたてNISAやiDeCoを活用し、愚直にドルコスト平均法で積立を続けることが、私は、良いと考えています。
皆さんはいかがお考えでしょうか。